ソフトウェア業界変革の波、変化に対応し、変化を活かすために
本稿では、ソフトウェア業界が経験する変革の波や変化の時代において、SECでの産学官の連携による、研究や標準化の取り組みの意義などについて紹介する。
View Articleプライオリティが恒常的に変化するビジネスアプリケーション開発に効果を発揮するアジャイルプロセス
企業環境の変化スピードが速くなるなか、情報システムも変化を取り込んで開発することが求められている。それを実現する手法として注目されているのがアジャイルプロセスである。...
View Article情報処理推進機構理事長に就任して
本稿では、就任した西垣理事長の挨拶とIPA/SECへの期待を紹介する。 IPAは今年度からの第二期中期計画で、「情報セキュリティの強化」「ソフトウェアエンジニアリングの推進」「IT人材の育成」「オープンな技術の普及」を上げ、ソフトウェア産業を盛り上げ、情報社会システムの健全な発展に資していく。...
View Article中国におけるソフトウェア技術者育成とプロセス改善の課題・解決策を考える
ソフトウェア開発に関するアウトソーシングサービスの振興に力を入れる中国は、ソフトウェア技術者の育成と品質の改善を目標に据えた計画を推し進めている。 本稿では、長年、ソフトウェア・エンジニアリングに関する研究・講義を行っている華東理工大学の居徳華教授から、中国におけるソフトウェア産業の実態、及びソフトウェアプロセスの改善など日中のソフトウェア産業が取り組むべき課題と解決策について伺った。
View Articleソフトウェア工学への期待
本稿では、「ソフトウェア工学への期待」を紹介する。2006年の情報通信産業の実質GDPは70兆円で全産業の12.5%と最大規模であり、ソフトウェアは実質GDP6兆円、雇用者69万人と鉄鋼業の4兆円、31万人を上回る規模である。ソフトウェアは社会インフラやサービスに不可欠であり、その開発効率や機能と信頼性の向上が重要な課題となっている。そのため、既存ソフトウェアとモジュールの再利用や情報システムの信頼...
View Article高度ICT時代におけるサービス創造と人材育成の方策を考える
本稿では、NTTの代表取締役副社長の宇治則孝氏から、ブロードバンド・ユビキタス社会の新しいネットワークとして日本電信電話株式会社(NTT)がサービスを開始したNGN(Next Generation Network)とNGNを基盤とした高度ICT時代における多様なサービスを創造していくための方法や人材育成のありかたについて伺った。
View ArticleITパスポート試験受験記
本稿では、第1回ITパスポート試験の受験についての報告をするとともに、ソフトウェア産業のすべての経営者および中堅ビジネスパーソンに、同試験を受けてもらい、ソフトウェア産業界に蔓延している「知の衰退」を防ぎ、未曾有の危機対処への第一歩とされることの期待について述べる。
View Article安心・安全なIT社会の実現に向けてその課題と解決策を考える
本稿では、ディペンダブル(頼れる)なOSを開発しようという挑戦的なプロジェクトの研究総括を務める株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所代表取締役社長の所眞理雄氏から、安心・安全なIT社会を実現するためのソフトウェアや新しい科学的な方法のあり方について伺った。
View ArticleIT人材育成について
本稿では、IT人材育成を考える際に課題となる育成目標や育成担当者、育成の場所の検討に当たっては、ソフトウェア工学から人材育成まで幅広い間口と実力を有するIPAが活躍する時であると述べている。
View Article高い信頼性を備えるITを実現するための開発手法のあり方について考える
ITが社会インフラを支える中、ITの信頼性を実現するための開発手法が重要視されている。 本稿では、東京証券取引所の次期システム開発の指揮を執る株式会社東京証券取引所常務取締役の鈴木義伯氏にITの信頼性を高めるための手法について伺った。同システムは高速化と信頼性の強化を図るとともに、要件定義や工程管理に工夫を凝らして品質の確保を狙う。
View Article「2010年」:IPA/SECへ3つの期待
本稿では、IPA/SECへの3つの期待を紹介する。第1の期待は、ローカルとグローバルに関し、一極集中の東京に加えて地方との関係を更にIPA/SECが重視すること、第2の期待は、デジタルプラクティス、研究集会、標準化等を通して、情報処理学会とIPA/SECとの協力・連携、第3の期待は、IPA/SECも「変わる」ことである。
View Article人間中心の 高度情報サービス
本稿では、ダイヤル・サービス株式会社の今野由梨社長と今野社長が発案した「赤ちゃん110番」のサービスを例に、人間中心のサービス提案の重要性などについて紹介する。
View Article人口ピラミッドと2010年革命の衝撃
本稿では、将来的な少子高齢化社会の到来と団塊世代の一斉リタイアによってソフトウェア産業を含めた社会全体に与える大きな影響について述べる。
View Article最後のチャンス!!2010 年代
本稿では、低迷を続けている、IT 業界、ソフトウェア業界の転換する選択肢として、輸出立国体質に磨きをかけること、内需型への転換、サービス立国・ソフトウェア立国を目指すことの合わせ技を考えれば転換も可能であり、その事例について紹介する。
View ArticleITサービスの信頼性向上を目指して
2007年3月に、社団法人 情報サービス産業協会(JISA)はIPA/SEC との間で「JISA-IPA/SEC の連携体制の構築について」を策定し、情報システムの信頼性向上に取り組んでいる。 本稿では、その内容など両者の連携について紹介する。
View Articleこれからの企業のIT 活用の方向とCIO の役割を考える
本稿では、ITの活用が業務の効率化から企業戦略の実現サポートへと変わってきている中、CIOの役割の重要性が増し、CIOにとって重要な能力や今後のIT活用策について、ネットイヤーグループ代表取締役社長 兼CEOの石黒不二代氏に伺った。
View Articleビジネス変革に向けたIT の開発体制と活用策について考える
本稿では、株式会社セブン&アイ・ホールディングス執行役員の佐藤政行氏(システム企画部CVSシステムシニアオフィサー)に、ビジネス変革に向けたITの開発体制と活用策について伺った。
View Article国際競争時代における SEC への期待
本稿では、現在社会は情報システムなくしては成立せず、それを動かすソフトウェアはまさに社会の基盤であり、最高レベルのソフトウェア技術を持つことは、国際社会において産業競争力を持ち続けるための基本要件であると紹介する。
View Article日本のソフトウェア産業の進むべき道
本稿では、日本のソフトウェア産業は、国内に閉じこもり、かつ労働集約的なやり方を続けた結果、国際競争力が低いことを指摘し、工程分業が出来ない仕事に今後の可能性があるのではないかと指摘している。
View Articleソフト業界の構造変化への対応を急ごう
本稿では、ソフト業界の環境変化の危機に臨み、ソフト会社がマスターすべき「ソフトウェア開発の上流工程」、特に、① 概念モデルの明確化、②概念モデルをヌケモレなく実装可能な記述、③ 全社レベルのデータ整備の重要性について紹介する。
View Articleユーザビリティを基軸にしてITシステムの安心・安全を実現する手法を考える
ITシステムが社会に広く浸透し、ITシステムの安心・安全を担保することの重要性が増している。そうした中、信頼性の高さを追求することに加えてユーザビリティを考慮したユーザ中心設計が、ITシステムの安心・安全を実現する上で重要な鍵になると期待されている。 本稿では、株式会社 U'eyes Design 代表取締役/NPO法人 人間中心設計推進機構 事務局長の鱗原...
View Article災害に強い情報システムのあり方を考える
本稿では、東京海上日動火災保険の執行役員・IT企画部長、澁谷裕以氏に、東日本大震災で、被災地域で素早く業務を立ち上げることを可能にした情報システムと、その強さの根幹にある同社の「抜本改革」と「アプリケーションオーナー制度」について伺った。
View Article原子力と安心・安全
本稿では、革新的な技術を扱う技術者として、徹底的なフェールセーフの観点で、もっと多くのことを謙虚に学び、そして、脆くも崩れ去った日本の安心・安全を一日も早く取り戻さなければならない、と述べている。
View Articleフェイスブックのすすめ
本稿では、フェイスブックでの実名でのコミュニケーションのとりやすさや「いいね!」ボタンの使い勝手など、フェイスブックの利用経験を通じて、フェイスブックの利用について紹介している。
View Articleデジタル・ネット時代の知の基盤を考える
情報のデジタル化やインターネットの普及は、情報流通の在り方を一変させ、書籍の電子化の波が広がりはじめた。また、ブログやツイッターなどボーン・デジタルと呼ばれる情報が数多く生まれては消えて行っている。本稿では、国立国会図書館長 長尾 真氏に、このような時代における知識・情報の収集や蓄積、流通、利用などの基盤となる新しい図書館の在り方について伺う。
View Article今、伝えたいこと
本稿では、「今、伝えたいこととして」、自分の頭で考えること、そのためには、質の高い情報を集めることが重要であること、一人一人が出来ることを積み重ね少しずつ変わること、若い力を信じて任せることについて述べている。
View Articleスルガ銀行、日本IBMの訴訟について
本稿では、『日経コンピュータ』(2012年4月12日号)の緊急特集「スルガ銀が事実上の全面勝訴、IBMの責任認めた判決の深層」を題材に、ユーザ・ベンダのあるべき姿について問題提起を行っている。多段階契約・準委任契約併用方式を採用し、モデル契約書を利用しただけでは十分ではなく、「ユーザとベンダのたゆまない緊密な協働」を実現し良い結果を得るためには、システム開発の当事者が見解をまとめることが重要であろう...
View Articleクラウド時代のソフトウェア開発と技術者像を考える
企業にクラウドコンピューティングの利用が広がろうとしている。サービスとして提供するソフトウェア開発には、受託開発とは異なるメンタリティが求められる。本稿では、世界と競争できる日本発のソフトウェアを開発しているサイボウズ株式会社の青野慶久代表取締役社長に、これからのソフトウェア開発や技術者のあり方について伺った。
View Articleデフレからの脱却
政府・日銀や経済学者によれば、悪影響のあるデフレからの脱却は、需要喚起と金融緩和のバランスが必要だとされている。 本稿では、日銀が市中に供給するお金を増やすという金融緩和がデフレ脱却に繋がるのではなく、適度なインフレを実現するという国としての決意を発信することが重要であり、その具体策が金融緩和だと、述べている。
View Articleソフトウェア技術者「レベル3以上2倍化」の実現
本稿では、ソフトウェア開発における大規模化、短納期化を達成するために、重要な取り組みとなっているソフトウェア技術者育成についての論文を紹介する。 テスト形式を用いた客観的なスキル診断方法でソフトウェア技術者のレベルを判断することにより、育成成果を定量的に表した結果を報告すると共に、1年半という短い期間で「レベル3以上のソフトウェア技術者数の2倍化」を実現した育成方法を紹介する。
View Article岐路に立つ日本のソフトウェア開発、その方向性について考える
クラウドコンピューティング時代に入り、IT活用のパラダイムは所有から利用へとシフトしている。本稿では、大きな変化を迎える中、ソフトウェア開発事業者が目指すべき方向、顧客企業のあるべき姿、今後のソフトウェア・エンジニアリングの方向性について一般社団法人情報サービス産業協会(JISA)の浜口会長に伺った。
View ArticleIT融合時代のクルマの役割について考える
クルマは移動手段としてだけでなく、IT融合システムにおける情報HUBとしての役割が期待されている。そこでのITノードとしての役割、可能性、課題等、今後の方向性について、トヨタIT開発センター 井上会長に伺った。
View Article真に利用者に求められるソフトウェアの提供とそれを実現するエンジニア像について考える
運用も含めたIT システムのライフサイクル全体でソフトウェアの開発を考えていくことがこれまで以上に求められる。
View Articleパッケージソフトウェア品質認証制度の発足に向けて
一般社団法人コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)では、今年6 月に「パッケージソフトウェア品質認証制度」(略称「PSQ 認証制度」)を開始した。
View Article普遍的な課題としてのシステム構築:ソフトウェアを超えて
ソフトウェアはシステム構築と切っても切れない関係にある。ソフトウェアの世界で直面したシステム構築の難しさ、それを解くために培われた手法やノウハウを、一般的な社会システムの構築に展開していくべきと考える。
View Article安全・安心な社会と経営スタイル
「合理主義経営」とは、「経営者が目標をクリアに提示し、それに向かって社員全員が走るように指示を出し、組織をコントロールする」ことだ。ある研究によると、多くの従業員は持っている力の20-30%程度しか発揮していないらしい。かたや「フロー経営」と称される経営スタイルがある。フローとはスポーツ選手におけるゾーンに近い。無心にプレイした結果、実力以上の成果を出す現象だ。従業員が義務感で働くのではなく、「働く...
View Article情報政策の変遷及び今後の展望とSEC に対する期待
我が国産業の生産性向上や国際競争力強化などを実現するため、IT、とりわけソフトウェアの役割は更に重要となっており、今後の情報政策の一層の充実が必要となっている。我々は今、IT活用を通じて「コスト削減」ではなく「付加価値向上・売上拡大」を目指す「攻めのIT投資」を産業界に呼びかけるとともに、革新的なビジネスモデルを実現するITベンチャーの起業促進に重点的に取り組んでおり、2020年に向けて、更なる情報...
View Article先進的ソフトウェア技術の実践と創造
我々の社会生活は、金融、交通などのインフラを支える巨大な社会基盤情報システムなしには成立せず、また、工業製品はそれに組み込まれたソフトウェアによって機能や価値が決められます。一段と高い品質を持ったソフトウェアを作り、進化させ、保守運用できる技術を持つことは、国や産業が発展する最も根幹的条件の一つです。先進的技術ソフトウェアの実践と創造においてIPA/SECは、業界を先導する高い技術展望を持ち、新しい...
View Article新しい価値の創造に向けて
情報通信の歴史を振り返ると、第1のパラダイムはコンピュータをどう作り、いかにハードウェアやソフトウェア、アプリケーションをつないでいくかということがミッションで、第2のパラダイムではインターネット、いわゆるサイバー世界をいかに作って利活用するかというフェーズでした。そして現在、サイバー世界と我々が生活している実世界とが融合し新しい価値を作り出すという新しいパラダイムに入っていると言えます。そこから生...
View Article輝けるIT立国に向けて
クラウドやスマートデバイスの本格的普及、IoT(Internet of Things)の進展、ビッグデータ、オープンデータの活用拡大、スマートシティの実現などITの活躍する分野はますます拡大しています。そのような環境の中でのCSAJの目標、また日本をIT立国にするための施策やIT教育などCSAJの取り組みを紹介します。
View Article中小企業の「IT経営」実践をサポート
中小企業のIT経営実践をサポートするために全国各地のITコーディネータと連携して推進するITコーディネータ協会(ITCA)の活動内容を紹介します。
View Articleデジタルビジネス時代を迎えて
デジタルビジネス時代の社会は、価値観が複雑で高度な知識を要求されるものとなる。JISAとSECが連携をいっそう深めエコシステム化し一人ひとりの成長と社会の高度化に貢献していく。
View Article農業現場におけるIT活用の可能性
農家の減少や農業従事者の高齢化など農業を取り巻く環境は厳しい。真に現場に求められるITは何なのか農業従事者として先進的な取り組みを進めている株式会社金沢大地井村氏にお話を伺った。
View ArticleIoT時代のIT政策を考える
これまでIPA/SECは日本のソフトウェア・エンジニアリングの拠点として活動してきた。これからの課題は、①サイバーセキュリティ対策、②AI、ロボットなどの新技術の導入と考える。あらゆるものがインターネットにつながり、ソフトウェアと連動して動く社会はすでに来ている。IPA/SECの役割はますます大きくなる。
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